FINAL FANTASYシリーズ 初のストレートプレイにより舞台化された 舞台 FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE(通称:舞台 FFBE幻影戦争)
ヒューリックホール東京で2024年2月23日~3月3日まで上演されていたこちらの舞台、主演は我が推しであるM!LK 吉田仁人さんが務めておりました。彼の初座長姿をこの目で観るべくFFシリーズ未履修で臨んだ舞台 FFBE幻影戦争ですが、すっかりのめり込んでしまったのでこの気持ちを忘れないために備忘録としてここに書き記しておくことに。
FFBE幻影戦争の世界観について勝手に自分が考えたこと、舞台を観劇して思ったことをつらつらと述べる、FF未履修、ただのアイドルオタクの主観たっぷりの感想文です。この人、舞台 FFBE幻影戦争とっても楽しんで観劇していたんだろうなぁ、といったやさしい心で読んでもらえると。解釈違いがあったら本当にすみません。ちなみにゲームに関しては初観劇後に「解像度を上げたい」と思い触れてみたのですが、ふと「一旦 舞台の中で感じ取ったもので物語と向き合うべきなのでは?」と謎の真剣ムーブとなり、第1部第1章第3節で中断しています。私がこの短期間でゲットできたビジョンカードは、【愛の誓い】【新しき生命の誕生】【ホルン城】【フェネス旗】【神に抗いし獅子】【婚姻の儀】【ホルン旗】【ダウィンヴェルク協会】【クリスタル教会旗】【フェネス城】【妖艶魔女】です。(これがストーリーを進めた人全員に統一して配られるものなのかもわからないくらいの知識で大変申し訳ないのですが、内容を見ると新しい発見などもありなかなか良いカードを入手できたのではと思っている。)
こちらの舞台、千秋楽はマチソワ両公演配信・後日アーカイブ購入可だったのでそれまでにこの感想文を書き上げ尚且つアーカイブを観るぞ!と千秋楽後にひそかに意気込んでいたのですが、そもそも無知すぎるが故 感想文を書くつもりなかった(けど千秋楽後バカでか感情となり書きだした)し、感想が多すぎて全然書き終わらず気付いたら千穐楽から約1か月近く経とうとしていました……計画性のなさ……… しかも普通にレコメン!*1を楽しんでいる間に配信チケット購入期間が終了したことをTLで知り、アーカイブは見逃しました。反省。ただ、生の舞台で感じ取ったことを感想にするというのも悪くないよな〜と自分に言い聞かせてこの文章を書いている限りです。ということで前置きが長くなりましたが、もうみんな知ってるよーんというのは置いておいて、自分が気になったことや、個人的すきポイントなど話していきます。
モント・シュテル・マシュリーの語源
私はパブサが趣味()なので初日観劇後に舞台FFBE幻影戦争に関連する言葉を検索していたのですが、その中に『3人の名前には語源があって…』というツイートをみて、思わず空を見上げました。あまりにもすきな設定で。
モントとシュテルの名前の由来が月と星だというのを見て、ほーーーんとなっている
— む (@1502_1oO) 2024年2月23日
モント(mond)はドイツ語で【月】
— む (@1502_1oO) 2024年2月23日
シュテルン(stern)はフランス語で【星】
マシェリ(ma chérie)はフランス語 女性形で【私の親愛なる】
モントはフランス語 男性形のモンシェリ(Mon chéri)の意味合いもかけてたりするのか、、な、、、、、激アツじゃん、、、、、
↑大事なところを間違えていますが、シュテルン(stern)はドイツ語で【星】
月(モント)が光るのは太陽(マシュリー)があるからで、星(シュテル)は自ら光を放つってこと、、、そうですか、、、、、
— む (@1502_1oO) 2024年2月23日
太陽の存在があって光ることができるモント(mond)【月】
自ら光を放つシュテル(stern)【星】
まさに双子の獅子を表しているようで。マシュリーが太陽と書いたけれど、太陽となる存在はマシュリーに限らずだなと舞台を観ていくうちに思い、家族・仲間・友・国etc…モントを輝かせる・モントが輝くきっかけとなるものがたくさん散りばめられていると感じました。「もしも僕が月なら 一人じゃ輝けないんだ」*2とはこういうことかと。そんなことはさておき、モントとシュテルはドイツ語派生でマシュリーはフランス語派生なのは、この後のホルンの話につながると思っています。
リオニス・フェネス・ホルンの関係
リオニス(Leonis)は獅子=ライオン(Leon)からとった国名だというのは想像できたのですが、敵国 フェネスの国名の由来は分からずで。ただ、ライオンの習性やライオンの赤ちゃんは蛇が天敵*3というのを見て、双子=獅子(リオニス)を狙うムラガ=蛇(フェネス旗には蛇が描かれている)ってこと?!ははーんとなりました。そんな中、ホルンってだいぶ直接的な国名だなと思って。ホルン旗のビジョンカードには『シンボルとして牡牛を戴いている。ホルンという名もまた牡牛の角に由来するもの』と記載されています。
ヨーロッパには、大昔から、狩猟の際に動物の角で作った角笛を吹き鳴らして合図する習慣があり、それがHorn(角)の語源となっている。*4
上記のホルンの語源と、フランス生まれの楽器ホルンがドイツで有名になったという点を考えると、フランス語由来のマシュリーとドイツ語由来のモント・シュテルがつながってくる(マシュリーが近い存在となる)のかなと。獅子(リオニス)・蛇(フェネス)・牡牛(ホルン)・狼(ウェズネット)、この4匹にも何か関係があるのでは?と思い気になって調べてみたものの、さすがにきりがないので今回はここまでで。(検索したらギリシャ神話に出てくる『キメラ』という超いかつい怪獣が出てきたが関係あるかは知らん) ※考えすぎてない話ばかりしていて自分で引いています。
リオニスの国花 リオニリア
私、エルデがヘレナに国花 リオニリアの花を持ってプロポーズするシーンがだいすきで。だってエルデとヘレナが一緒にいる時、悲しいシーンばかりなんだもの。束の間のしあわせ満開だいすきシーンに登場してくる、ヘレナママがこの世で一番美しいと思っている花【リオニリア】って実在する花なのかな?と気になり調べてみたら、ヒットしなかった代わりに名前の似ているリナリアという花が出てきて。
「この恋に気がついて」「乱れる乙女心」「幻想」
幻影(vision)と幻想(fantasy)、FFBE幻影戦争にぴったりのお花で私はこれがモチーフだ!としか思えませんでした。あんなに威厳があって言葉足らずのエルデパパが、ヘレナママに国花であり彼女のいちばんすきなお花であるリオニリアを渡してプロポーズするのを思い出すだけで微笑んでしまうくらい、あのシーンがすきです。あと、ビジョンカード【婚姻の儀】に記されているモントとマシュリーの話にもリオニリアが出てきていて、なんだかロマンチックでいいなぁと思った。これは完全にアイドルオタク目線の感想なのですが、この展開の話を推しが演じていたら倒れてしまっていたかもしれません。もちろん良い意味で。
そしてリナリア(リオニリア)の花言葉を知ったうえでビジョンカード【婚姻の儀】の内容を見てしまい、心がぎゅっっっとなったよね、、、吉田さん演じるモント様のこのシーン観てしまっていたらガチ倒れていたかもしれん、、、モントとマシュリーよ永遠に、、、、、(号泣) pic.twitter.com/Qqnqj1r84H
— む (@1502_1oO) 2024年3月3日
リオニリア×エルデ・ヘレナのシーンのおかげでロマンチックで見た目も花言葉も可愛らしいリナリアがだいすきになってしまったので、今度お花屋さんで見つけたら欲しいな〜!!!!
というところまで下書きに書いていたんですけど、ある日お花屋さんに行く用事があり店内を見ていると、【リモニウム】という花を見かけて。ん、名前似てるな?と思ったらスターチスの別名らしく、花言葉が『変わらぬ心』『永遠に変わらない』と…エッ……良…………というか永遠に変わらないって宿命ってこと……?(なんでもこじつけ人間)となり、リオニリアはリナリアとリモニウムをモチーフとしたハイブリット花という都合の良い解釈をすることにしました。なんの話すぎる。
運命と宿命
シュテル『宿命からは逃れられぬのだ…!』
モント『違う、運命は変えられる!僕はそう信じてる…!』
お互いに運命の王子と宿命の王子を自覚して発したこの台詞。【争いの中でリオニスの若き双子の王様が背負う逃れられない運命と宿命とは・・】とゲームのストーリー紹介*5にも記載されていて、FFBE幻影戦争の世界を語るには欠かせない単語だというのはすぐ理解できたのですが、双子の【運命】と【宿命】とは結局何だったのでしょうか………全然答えが見つかりません…… 運命は巡りあわせによるもので、日ごろの行いなど選択の積み重なりにより結果として変わるもの、宿命は生まれる前から決まっていて変えられないもの*6……違いはわかるけど二人に当てはめるの難しいよ……………
初観劇中、エルデとヘレナはてっきりはじめからモントを後継者に決めているとばかり思っていたので、1幕中盤、殿(しんがり)を命じられたモントが無事リオニスに帰還した際に、エルデが『帰ってきてしまったか…』と呟くのに違和感があって。このシーン、逞しく成長したモントも、兄貴はやっぱり強いと再確認したシュテルも、無事に戻ってきたモントに安心したマシュリーも、みんなそれぞれ良い表情や発言をしている中、エルデだけマイナスと捉えられるような発言をしていたんですよね。でも、シュテルをリオニスの後継者にしようと思っていたなら、この発言も、マシュリーと出逢った時に『マシュリー殿はモントを気に入ったみたいだな』と言った発言も辻褄が合うなと、初日公演観劇後に考えていました。(ムラガがいるけどモントをホルンへ婿に出そうとしていた?急にエルデパパ、マシュリー殿のことオススメするじゃん…と思っていた)
真相は謎ですが、モントが【運命の王子】と呼ばれる所以は、このように決まりかけていた未来を変えることのできる力があるからなのかなと思いました。昔のモントなら殿の重圧に負けてそのまま逃げていたかもしれないし、何なら戦に負けて命を落としていたかもしれないのに、守るべきものができたことで逃げずに戦い帰ってき(てしまっ)たと……モント自身の成長と自覚と覚悟が見え始める、だいすきシーンですね。知らんけど。(全文章の語尾に『知らんけど』ってつけたい)
そうなるとシュテルの【宿命】とはなんぞやとなる訳ですが、モントと対峙することが【宿命】だったのかな。ここまでなんとなく書いてみたけど、【運命】と【宿命】、やっぱり難しい。全然わかりません。誰かこの件についてどう解釈したかお話しを聞かせてください。
あと、彼らの【運命】と【宿命】に大きく関わっているのがリオニス王であり双子の父親でもあるエルデだと思うのですが、エルデもまた【宿命】側の人間なんだろうなと思っていて。リオニス王としては、逃げずに戦う強さを持ち立派に軍を率いて帰還したモントを国の王子としてを誇らしく思う反面、父親としてはそのまま逃げてリオニスに帰ってこなければシュテルがリオニス王になりモントは別の地で命を落とさず暮らせたのにな…とか考えていたのかな。シュテル保護人格が爆発している時はパパひどいよ!の気持ちが強かったのですが、よくよく考えなおすと、王としての努めと父親としての想いが交差するエルデの気持ちを思うと切なくなってしまった。
個性豊かなキャラクターたち
FFBE幻影戦争の世界で生きるみなさん。それぞれ様々な境遇で生きてきて、みんなが守りたいもの・守りたかったものの為に強く逞しく戦う姿に心を打たれました。直接的な心理描写を描く部分があまり多くなかった分、勝手に色々考えて肩入れしてしまった……途中からみんなでしあわせになる方法はないのか?と思っていた。そしてみんな名前の前に【運命の王子】とか、かっこいい自己紹介文ついてるの良。
変幻自在なアンサンブル隊
8人とは思えないほど最初から最後まで激しい殺陣にアクションにパワフルな動きで、本当にすごい…!!殺陣をはじめとするアクションはもちろん、ほかにもすきポイントがたくさんあって。シュテルとサーダリーが話している時、上手でムラガとこっそり話しているフェネスの兵がすきなんですよね。結構普通に楽しそうに話している感じで、ムラガと今何話しているんだろうな〜と気になっていました。あと、シンプルに高いところから飛び降りたりするなどの派手なアクションに釘付けでした。そして、一番のお気に入りポイントはフラッグ捌き。あのですね、本っ当に素晴らしかったんですよ!フラッグ捌き大好き人間こと私、あの勢いで絡まずにフラッグを捌いている姿にときめいておりました。特に中央の扉の中に入る時、一番後ろだった方!(ごめんなさいお名前まで把握できませんでした…)最後に2〜3回くるくるってフラッグを回すところが軽やかでかっこよすぎて最高でした。素晴らしいフラッグ捌き、もう一回観たい。
刀魂の求道者 オーの存在
父親に捨てられた過去をもつオー。なかなかエルデに認めてもらえない(と感じている)シュテルを見守ってくれていて、シュテル保護人格爆発人間は大変感謝していました。シュテルやヘレナ、リオニスの為にみんなの武器と比較すると細い刀でばりばり戦うオー、めちゃめちゃかっこよかった…。そもそもリオニスの人間ではなく客人だったのにいつのまにか双子の師として存在、勇壮*7に所属とか、シュテルのことだいすきじゃん…元々存在する勇壮にオーが所属したのか、もしくはシュテルとオーが2人で勇壮を立ち上げたのか、そこら辺気になる。シュテルといる時のオーはいつもにこにこしていて、モントとシュテルを見守ってきてくれたし、エルデとヘレナからの信頼も厚くて、リオニス家にとって家族のような存在だったのかな、というのが伝わってきたからこそ、オーが命を落とすシーンはつらかった……
神を名乗る者 サーダリー・クルステアが求めるクリスタル
サーダリー様、あなたがクリスタルを求める理由は何ですか?シュテルに『愛しい我が息子よ…』と言ったり、あの話し方身振り手振り一瞬足りとも瞬きをしないバキバキの目、、、胡散臭さ全開(大褒め言葉)で怖かったです。みんな何かを守る為に戦っているけど、サーダリーにとっての守るもの・守りたいものってなんだったんだろう。クリスタルは手に入れたいものだし、サーダリーにもたいせつな人とかいたのかな……あそこまでクリスタルに固執する理由は舞台で明かされなかったけど、すっごい気になった。あと日プ見ていたのでこっそり盛り上がっていた。
翼ある者 ギルガメッシュの謎
ギル様は見た目からしてゴリ強ビジュだし手を捻っただけで相手がぶっ飛んでしまう強さを持っていて、あまりの強さにはじめて戦闘シーンを見た時笑ってしまった。後継者はどちらか一人だなんてひどいよ〜と思ったが、『酷な選択だとは思う』といったようなことを言ってくれているあたり実はやさしいお方なのでは…とも感じている。敵なのか、味方なのか、とにかく謎めいていた。遠話装置ぶち折る時のギル様の影、かっこよかったな〜(マニアック感想文No. 1)
命知らずの一番剣 シュゼルトの逞しさ
あの~、ビジョンカード【愛の誓い】はお読みになったでしょうか。私このカードでシュゼルトとナイアの関係を知ってから感情が爆発してしまいシュゼルト大応援人間となりました(ムラガァァア!!!いや、サーダリーか)ナイアが殺められたと告げられたシュゼルトを思い出すだけでつらい。自国の姫を守りつつ共に戦うシュゼルト、愛すべき人への想いをぶつける為に戦うシュゼルト、友の為に戦うシュゼルト、いろんな姿の戦うシュゼルトを見たけど、どの場面のシュゼルトも真っ直ぐで逞しくて。まじでしあわせになって……。あの大きな剣で大胆に戦う姿、かっこよかったなぁ。モントとの友情シーン、ゲーム内ではどうやらないらしく。激アツシーン追加してくださってありがとうございますの気持ちでした。
蛮族の狂王 ムラガ・フェネスの強さの理由
マシュリー本当にこの人に嫁ぐの…?ホルン王考え直した方が良いのでは?!と思うくらい見た目からしてめっっっっちゃ悪者!敵!という雰囲気のムラガ。
【フェネス城】荒れ地の中央部にあるフェネス城は他の国にいられない事情のある者が多く集まり、集落を作ったのが始まりだったといわれている。この地では「強者が全てを得る」が唯一のルールであり、それに挑む者や敗北し服従する者が周辺に住み着くことで大きくなっていった。
フェネス城のビジョンカードに記載されている内容を読んで、ムラガがフェネスの王として存在するには強くあるのが絶対だったのだなと。屈辱を糧に化け物と化したムラガだけど、それって結構つらくない…?とか思ったり。他の国にいられなくなったフェネス兵たちにとって、フェネスを守るムラガもヒーローだったんだなぁ。あと、シンプルにでけぇ…と思ったり、武器の蛇かっこいいなぁとか、白パンツの網目がおしゃれだなぁとか、アフトで言ってたメイクの話*8本当だ〜!とか、なんか自分めっちゃムラガのこと見てたらしい。
戦場の赤き焔 リリシュが照らす未来
お友達に教えてもらったリリシュの数々の傷(肩の傷は教えてもらうまでわからなかった)がこれまでの彼女の人生を表しているようで。実際に傷があったのってリリシュくらいなのでは?モント様を守る!という気持ちが強いリリシュ。危険だと思うことはさせたくないし、それならば自分が戦う!という気持ちがあるけど、モント様の命令であれば必ず従うところにモントとリリシュの絆を感じる。『ダメだよモント様!』『役に立たないね!』など物語の序盤では姉ちゃんモードのリリシュが、覚悟を決めて戦い遂げたモントに対し『本当に強くなったね』と言ったところで彼の成長に喜びを実感していると感じたとともに、『私がいなくても大丈夫だね』と一瞬居場所を失ったような表情をするリリシュがなんだか切なくて… ソンナコトナイヨー!!!と心の中で叫んでいました。身体も心も強い女、めっっっちゃ好きなので戦闘シーンやシュゼルトとの掛け合いのシーンは激アツだったな。モントとリリシュがいつ頃出逢いどこに弟の面影を感じているのか、はじめてムラガと対峙した時のこと、ラマダとの出逢い、シュゼルトとの今後など、リリシュのストーリーはゲームをやれば出てきますかね…気になる……
漢字も含めてニュアンスだけど、『戦わない世の中にするために闘う』という、過去を糧に自分で未来へ道を切り拓こうとする言葉がだいすきでした。(だいすきなのに思い出せないという矛盾)(記憶力の無さに涙)
幻視する槍術師 ラマダの星詠み
ラマダの星詠み、物語の中でかなり重要な役割を担っているなと思っていて。前述した通りシュテルは【星】の人なので、ラマダが星を詠む度にモント率いるリオニスはもちろん、主にシュテルの未来を詠んでいるように思えて。星…ざわつかないで……と心の中で何度も願っていました。星の言葉を聴けるからこそ誰よりも早く未来を知ることができるラマダも実はかなりつらい立ち回りであるなと思いつつ、星を詠めるのが冷静沈着なラマダで良かった〜と安心した人は私だけではないはず。リリシュとのコンビがだいすきなので、二人が出逢った時のストーリー知りたい。絶対激アツ展開。小さな身体で槍を華やかに扱いながら『お覚悟ください!』と戦う姿があまりにもセーラームーンすぎて興奮していました。
鉄の美姫 マシュリー・ホルンの凛々しさ
モントの成長物語に欠かせないひとりであるマシュリー。ホルンの姫として凛々しく立ち振る舞う姿に登場シーンからずっとメロメロでした。一国の姫の自覚を持ちシュゼルトと共に戦えるほどの強さを持つマシュリーがモントにだけ見せるギャップがさ、、、キュン死にだよ、、、、
マシュリーはやさしいモントに対し『心配』と言い、モントは戦に出向こうとするマシュリーに『心配』と言うのがすきで。きっと、モントはマシュリーの強さに、マシュリーはモントのやさしさに惹かれたんじゃないかな〜と勝手に思っているのですが、初手でモントに一目惚れしたきっかけ気になるよ〜〜!!!!モントが強くなるにつれてマシュリーのメロ度が上がっていってずっとメロメロしていた。(最悪感想)
そんなマシュリーのだいすきな台詞は『己の死など、誰が恐れよう。恐るべきは、自分のために誰かを死なせることだ。』というこの台詞。誰かの為に戦うことができ、自分のせいで誰かが死ぬことを恐れるといった心の強さとやさしさ。なぜ彼女がそう思うようになったのかは、ホルンの姫として生きてきた中で数々の戦を経験をしたことで生まれた感情だと思うんだけど、そんな彼女がモントを待つ姿にまたキュンとしてしまった……モント返事して…………と強く思いました。(あとこれはマシュリーではなくちっひーさんへ、好きだ虫めっちゃ聴いてます)
慈愛の王妃 ヘレナ・リオニスの大きな愛
ヘレナは今回の舞台の中でいちばん感情がわかりやすかったかもしれません。エルデのため、双子のため、オーのため、リオニスのため、そして自身の決断に対し、たくさん涙を流している姿を見たので。そのため大変心苦しくもありました。元々仲が良かったけれども対峙することとなっ(てしまっ)たモントとシュテルの共通意識はヘレナが基盤となっていて、2人とも母上を守りたいという気持ちの表れから、今回の舞台のような結末になっているんだもんなぁ。(実際のゲームからしたらはじまりの物語なのだけれど)ヘレナが双子をどんなにたいせつに育ててきたかがわかる。
オーと背中合わせとなりお互いを守ろうとするシーン、何度思い出しても痺れるからこそ、その後の展開が余計つらい………。ヘレナが敵(確かサーダリー狂だった気がする)から剣を奪うシーン、シンプルにかっこいいのと剣を奪う前のビンタでドレスの袖がひらぁってなるのがめっちゃすきでした。
赤き獅子王 エルデ・リオニスの葛藤
リオニスの血を絶やさないためにはどんな判断も惜しまないエルデ。モントもシュテルもヘレナもリオニスもみんなたいせつだからこそ、つらい決断をしなければいけなかった。これが王になった者、そして守護者の【宿命】なのか。(【神に抗いし獅子】に描かれているエルデとヘレナが凛々しすぎるのでみんな見てくれて)でもパパ、シュテルと話し合うのはやっぱりもうちょっと早くしてよね!シュテルの『言葉で言わなきゃ伝わらないことだってあるだろ!!!』という言葉に大頷きでした。本当それ。
エルデ王が最期の時、『シュテルですね?!』と彼の方へ向かおうとするモントに対し『アイツを悪く思うな…(ニュアンス)』と言い引き止めるの、双子が仲良しであるからこそ父として最期に2人の対峙は見たくない気持ちなのかなと。まーたこの時のシュテルの背中が切ねぇんですわ #FFBE幻影戦争舞台
— む (@1502_1oO) 2024年3月3日
そしてエルデ王の最期のシーンはもう涙なしでは見れないんですわ……。リオニス王として・守護者としての務めと、父親としての想い。【新しき生命の誕生】にてエルデのやさしさとあたたかさを知った私は、幼き獅子たちに感じた希望の光と成長物語を見守るエルデ目線のアナザーストーリーくれ〜!!!!となった。
千秋楽カテコで『息子たち!』と双子の肩を組み満面の笑みを見せたエルデ、劇中では観られなかったリオニス一家の微笑ましすぎるシーンに涙を流したのは私だけではないはず。パパありがとう。
宿命の王子 シュテルの運命
シュテルって剣術の実力も向上心もあって、家族を、リオニスを自分も守りたいっていう気持ちが強くあるからこそ、闇堕ち(あえてのこの言い方)してしまうんだけど、なんだかそれが切なくて……。これは私が常日頃から考えていることなのですが、自分自身を【認める】【理解する】ことも、他者に【認められる】【理解される】ことも、本当に難しいなと思っていて。なんかシュテルはこの【認める】【認められる】、【理解する】【理解される】がエルデともう少し上手くできていたなら違った未来があったんじゃないのかな…と思ってしまう。(だからこそオーの存在が本当に大きい)まぁこれはエルデが言葉足らずパパすぎるって話なんですけどね!ゲームのお話しなのでそんなこと言ったって仕方ないのはわかるんですが!!私は!!!シュテルにもしあわせになってほしいの!!!!!!(無茶苦茶)
シュテルは憎悪の気持ちで闇堕ちしていくわけですが、正直初観劇したときはエルデに対する憎悪感をそれほど感じなくて。でも色々シュテルのことを考えていたら、一番身近にいる双子の兄だけが期待されている(と感じている)、自分も兄に負けないくらい強いはずだ、家族や国の力になりたいだけなのに……といった色々な感情が、憎悪に変わっていったんだなと。
私が一番ゾクッとしたのは、3/2ソワレ公演のシュテル。1週間前に観た時とは全然違って、心の底から憎さを表している姿を見てシュテルの本気を感じたのと同時に、何でシュテルはこんなにつらい思いをしないといけないんだとまた切なくなってしまいました。(←n回目の感情)舞台ではモントに敗れたシュテルだけど、宿命の王子 シュテルが今後どんな運命を辿るのか気になる。シュテルの宿命が闇落ちやモントに敗れることであってほしくないと、一人のシュテル保護隊は思っている。どうかしあわせであってくれ。
運命の王子 モントの覚悟とやさしさ
私がモントの台詞で一番すきなのは、『僕は英雄と呼ばれたい訳じゃない』『なりたいものなんてない、僕は僕だ』という台詞。↓ごりかっこいいから見て
【🎥Movie🎥】
— エンタステージ (@enterstage_jp) 2024年2月26日
公開ゲネプロの動画を公開しました👀✨
ぜひチェックしてみてください!https://t.co/ccEgrwyUPs#吉田仁人 #舞台FFBE幻影戦争 #幻影戦争舞台 #FFBE
▼会見動画もアップしてます!https://t.co/7rrdY4j2rw https://t.co/3OozI5i4Un pic.twitter.com/9O6LKmNeCT
確かこの台詞あたりが覚悟のきっかけとなるシーンだと思うので。(もう一つすきポイントきっかけの理由があるんだけど、それはまた後ほど)初めて聞いた時からこの台詞が頭から離れなくて。多分モントって「根がやさしい」の人なので、何のため・誰のために戦うんだ?、争わなくてよいのならば戦わないほうがいいじゃないか、戦うとしても自分よりもシュテルのほうが適任なのでは?だってシュテルの方が強い(と思っている)し、といった気持ちが見えすぎていたからこそ、周囲の人に『覚悟が足りない』と言われていたと思うんですよね。でも、家族・たいせつな人・仲間・国など沢山の守るべきものを自覚し、英雄になるために戦う訳じゃない、僕自身が守りたいものを守るために戦うんだという自身の覚悟をはっきりと自覚したのがこの台詞のシーンだと思って。すきシーンですね。
あと、エルデを看取るシーンでは父親を失った悲しみ、リオニスを背負う覚悟を決めた背中、双子の弟シュテルへの想い、身体中から全感情が溢れていて……もう一回観させてもらってもいいですか?
もう1箇所モントの覚悟が見られたのは、シュテルと剣を交えることになった時にシュテルのことを『お前』と言ったシーン。一人称が僕で、闇落ちしたあとも『シュテル』と名前を呼び続けてたモントが唯一『お前』と言ったあのシーンは、モントの覚悟がやさしさを上回ったシーンだったなと思いました。いや、でもあそこでシュテルと対峙するのは寧ろやさしさだったのかも……。エルデ亡き今、彼の覚悟とやさしさがこの世界の運命を担っているんだろうな。
吉田仁人さん
最後は応援させてもらっている吉田さんへ。まずは全14公演無事に終えることができて本当に良かったです。10月に情報解禁された時は、横アリ*9もあったし4ヶ月先の話だったので正直あまり実感がありませんでしたが、2024年に入り、金色に髪の毛を染め、ブログやレコメン!でもお稽古の話が多くなり、本人はそういった類の気持ちをこちら側にあまり知られたくないと思うタイプだと思うけど、舞台に向けて毎日お稽古忙しいんだろうな、というのは正直じわじわ伝わってきていました。千秋楽カテコで安堵の表情と言葉を発した吉田さんを見て、こちらが思っていた以上に相当なプレッシャーだったんだろうなというのが伝わったのと同時に、そんな安堵の表情に溢れた吉田さんをみてなぜか私も肩の荷が降りたような気持ちになりました。図々しすぎ。
前述したとおり、今回私がモントのセリフで一番ビビッときたのは『僕は英雄と呼ばれたい訳じゃない』『なりたいものなんてない、僕は僕だ』という台詞。私自身、舞台観劇する際は現実の人物と舞台上の人物を混在させない、今回であればモントを『吉田さん』として見ず『モント』として見る、という自分なりの観劇ポリシーがある(といいつつ顔が現実の人なのでなかなか難しい)のですが、はじめてこの台詞を聞いた時、『吉田さんじゃん、、、』と思ってしまいました。『何者かになる』のではなく『自分は自分だ』という台詞が、あまりにも私がすきになった吉田さんで。周りが何と言おうと、人生の中での主人公は自分でありたい*10、どんな時も自分自身がいちばん自分を信じよう、信じたいと思えるマインドや、それまでの取り組み、力、道のりなどなど言い始めたらきりがないですが、そういうの全部ひっくるめてすきで、モントの言葉を聞いて『吉田さんだ…!』と考えた時に、そういう役を演じる機会を与えてもらったのも日頃吉田さんが真っ直ぐにお仕事に取り組んでいる表れなのかな、と思ったりもしました。まぁ実際はどうなのかは分からないしあくまで私の勝手な自己解釈なんですけど。
あと、カテコで『この舞台が明日からの活力になれば』と吉田さんは話していて。公演期間中FFBE幻影戦争は私にとって確実に活力となっていました。『あと○日働けばFFBE幻影戦争…』と何度も何度も頭の中で繰り返したし、仕事でどんなに投げ出したくなることがあっても『週末にFFBE幻影戦争が待っている今の私は無敵』と自己暗示をかけていました。(限界社会人すぎ、そして今その対象は春ツHEROになっている)あ〜もっとFFBE幻影戦争の中で生きる吉田仁人を観たかったなぁと思うし、お友達とも話したのですが吉田さんのお芝居もっと観たい!とも思いました。ミュージカルとかどうですか?有楽町には素敵な劇場がたくさんあるし。個人的には日生劇場とか似合いそうと思っているのですが。キラキラしている壁と天井が素敵で似合うと思うな〜(←単純すぎ理由)
話がまとまっていませんね。つまり何が言いたいかというと、一人として欠けることなく全公演駆け抜けることができたこと自体素晴らしいことだし、そんな素晴らしい舞台の座長を務めた吉田さんを一人のオタクとして見届けることができて良かったなという話です。あ、最後にこれだけ言わせて。ナチュラルすぎて忘れかけていましたが、左利きの吉田さんが右手で剣捌いてるのまじでやばかったーーーー(語彙力の限界)
おわりに
さて、締めです。気づいたら長文になっていました…。ここまで目を通してくれている人がいたら、ぜひお話ししましょう。
舞台初日から1か月以上経った今でも、振り返ると新鮮にFFBE幻影戦争の話をできるくらい楽しかった舞台期間でした!吉田さんにとっても私にとってもたいせつとなったこのFFBE幻影戦争の世界、これからもたいせつにしたいなと思います。
舞台 FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE 全14公演、本当におつかれさまでした!
またモント様とFFBE幻影戦争の世界を観れる日を願って。
おわり
*3:
【獣医師監修】意外と知らないライオンの生態を解説!ライオンの狩りやたてがみについて | Petpedia
*4:orchestra-201608-02.pdf (yomikyo.or.jp)
*5:「FFBE幻影戦争 戦略RPG/シミュレーションゲーム」をApp Storeで
*6:https://business-textbooks.com/shukumei-unmei/
*7:シュテルが率いるリオニス第一部隊
*8:2/24 マチネ アフト:後半化け物になっていくに連れて段々メイクが濃くなっているアドリブをHGさん自身が提案した
*9:M!LK 1st ARENA "HAPPY!HAPPY!HAPPY!"